DIY外壁塗装でうまくいく方法 その③

1-4. 養生は専門の道具で

養生とは、壁や地面などが塗料で汚れるのを防ぐためにおこなう作業で、ビニールやテープを使って保護する箇所を覆います。

市販のガムテープや布などでも代用できますが、塗った後の仕上がりを良くする(塗り際が直線的になるなど)ためにも、マスカーと呼ばれる専用の道具で養生をすることをおすすめします。

作業面にテープを貼ってシートを広げるだけで養生ができるので簡単ですし、しっかり養生できるので最後の掃除も楽です。

1-5. 水の浸入を防ぐ下地処理(補修やコーキングなど)

ひび割れなどの劣化した部分を補修する工程です。ひび割れは、合成樹脂または合成ゴム製ののり状の材料である「シーリング材」と呼ばれるもので補修をします。市販されているもので十分に補修できますが、様々な種類があるので、補修する箇所に応じたものを選びましょう。おすすめは、変成シリコン系のシーリング材です。どんな箇所でもオールマイティに使えますし、耐久性も高いです。

また、隙間などを目地材でふさいでいる部分も劣化している場合は、専用のコーキング材で補修をします。古くなったコーキングをきちんとそぎ落としてから、コーキング材を打つことがポイントです。

この補修工程は、お住まいを長く保つためにとても重要な工程です。雨が多く湿度の高い日本では、いかに防水させるかが、家が長持ちするかどうかの最大のポイントなのです。

ひび割れや劣化している部分を、塗料で見えなくしても意味はありません。大切なお住まいですので、下地処理の作業は慎重におこないましょう。