外壁塗装をDIYで行う方法は?必要な道具や大まかな流れをご紹介

外壁や塗装出来る物のリフォームをする場合、自分で出来る所は自分ですれば(DIY)、専門業者に頼むより安く出来、家族ですれば良い思い出にもなります。但し、危険な箇所等の塗装は専門業者に頼むようにしましょう。それでは、簡単に外壁のリフォームに付いて説明しましょう。

外壁の塗装の大まかな流れを説明します。フローチャートをご覧ください

■ 自分でも出来る。 ■ 専門業者に頼む。

① 材料・色・必要道具の検討を行います。
② 足場を組みます。
③ 高圧洗浄を行います。
④ 下地処理を行います。(サッシ廻りのコーキング打ち替え。破損・ひび割れ部等)
⑤ サッシ廻り等の養生を行います。
⑥ 屋根の塗装を行います。
⑦ 外壁等の塗装を行います。(高所作業部は専門業者にお任せください)
⑧ サッシ廻り等の養生を外します。
⑨ 足場を解体します。
⑩ 家廻りのごみ等の清掃を行います。

① 材料・色・必要道具の検討を行います 
養生に必要な道具

塗装には塗料と共に塗装の為の道具が必要です。養生に必要な最低限の物は以下の物です。

① 養生マスカー(550mm・1100mm)
マスキングテープとポリエチレンで出来た養生シートを一体化させたのがマスカーです。床・窓ガラス・サッシ等の塗ってはいけない場所を養生するものです。
② ガムテープ  
養生マスカーなどを留める物です。
③ マスキングテープ 
塗装しない場所の境い目に貼り、塗料のはみ出しを防止するものです。
④ カッター・ハサミ 
養生マスカー等を切るものです。
⑤ ラスター 
ほこりやごみなどの清掃などに使う刷毛です。

塗装に必要な道具

塗装に必要な道具は以下の物です。

① カワスキ(ケレン用)
塗料缶のふたを開けたり、塗装の剥がれや旧塗膜を?がしたりするものです。
② マジックロン
ケレンに使用されるナイロン製のタワシです。鉄部のサビ落としになどに使用するものです。
③ サンドペーパー
サンドペーパーは紙や布のシートに研磨剤が接着されているもので、木材や金属を研磨する時に使います。 必要に応じて切り取って使います。サンドペーパーは目の粗さよって分類さます。数が小さいほど目が粗く、大きいほど細かくなります。
④ ローラー用フレーム・ローラーの毛 写真
面積の大きい物を刷毛で塗装するのは大変です。そこで活躍するのがローラーです。広い面積も簡単に塗装出来ます。ローラー塗りをする場合にはローラーフレームにローラ―の毛を付けます。フレームとローラーの毛には規格が有りますのでお互いに合った規格の物を使いましょう。
⑤ ローラーバケツ・ローラーパック
ローラーバケツに塗料を入れて使うのですが、そのまま入れますとバケツが汚れてしまいますのでバケツの中にローラー用のパックを入れて使用します。パックは使い捨てです。
⑥ 刷毛
塗装道具のもっとも基本となるのが、刷毛です。刷毛は細かな部分や狭い部分など に使用します。刷毛には使う用度で沢山の種類が有ります。
⑦ 刷毛バケツ・バケツパック
ローラーバケツ同様、刷毛バケツにパックを入れて使います。
⑧ 軍手
手を塗料の汚れから保護するものです。
⑨ ⑩ 撹拌機・電気コード
撹拌機は、材料を混ぜる機械です。
⑪ ⑩ ヘルメット・安全帯写真
ヘルメットは落下物から頭を保護をしたり、転倒した時に頭を保護するものです。安全帯とは、高いところで作業を行う際に作業者を墜落から防止する保護具です。

使用材料の決め方

塗料は樹脂によって耐久性に差があります。樹脂とは、塗膜となる主成分の事です。また、塗料には溶剤系と水性系の2種類が有ります。自分達でDIY(塗り替え)をするなら、扱いやすい水性系を推薦致します。

耐久性が悪い順番に「アクリル塗料」<「ウレタン塗料」<「シリコン塗料」<「フッ素塗料」となります。

アクリル塗料 値段が安いですが耐久年数は約3~5年です。定期的な塗り替えがお好みな方向きです。
ウレタン塗料 比較的値段が安く、耐久年数は約5~7年です。ちょっとしたひび割れ防止にも使えます。
シリコン塗料 価格と性能のバランスが良いので、一般的に塗り替え材料としては、良く使われています。耐久年数は約7~10年です。カラーバリエーションも多いので人気が有ります。
フッ素塗料 値段も高めですが、耐久性も良く色の変色・艶引きがしにくい塗料です。耐久年数は約10~15年です。

この様に塗料によって値段・耐久性・性能に違いが出てきますので、良く考えて材料選びましょう。最近では、防カビ効果・抗菌効果・防水効果や室温を下げる効果のある遮熱塗料が使われる様になってきました。またこのよう様な機能から塗料を選ぶのも良いかと思いますのでその時には、弊社にご相談ください。
★ 塗り替え塗料として弊社が推薦させていただくなら値段と耐久性が良い「シリコン塗料」をお勧め致します。

色決め

塗り替えを決めた時にどんな色にするかお悩みなると思います。近所廻りで気になる家の色があるならその色を覚えおき、弊社の色見本帳をお貸しいたしますので近い色を探して、一度、ご自宅の壁にあててみてください。実際に日陰の場所・太陽光が当たる場所にあててみて、どの様に色が見えるかを確認してください。色の基本ですが、見本帳が小さいほど濃く見えます。実際に塗ると壁の色としては見本帳より薄く見えます。

 

② 足場の設置 

足場は、危険を伴う特殊作業なので専門業者に頼まないといけません。足場貸し出しは3ヵ月間以内とさせていただきます。(それ以上は有償となります。)




③ 高圧洗浄を行います 

業者用高圧洗浄機を使って屋根・壁の水垢・コケ・カビ・汚れ等を奇麗に洗い落とします。奇麗に落とさないと塗り替えした時に塗膜の密着が悪くなり、剥がれの原因になります。




④ 下地処理を行います 

壁のひび割れや劣化した部分を補修します。材料としては一般的にオールマイティに使える変性シリコン系のシーリング材を使います。サッシ廻りのシーリング部分の劣化が酷い場合は、シーリング部分を取り除き新しく打ち直します。もしくは酷くない場合は、既存のシーリング部分の上に増し打ちをします。★ この補修は雨などの水分が壁の中に入らない様にする重要な工程です。




⑤ サッシ廻り等の養生を行います 

養生とはガラス窓・地面・壁に接している付属品等などが塗料で汚れるのを防ぐ為に行う作業です。マスキングテープ・ガムテープ等を使って保護する箇所を覆います。場合によっては、安全を重視する為に危険な箇所は専門業者にお任せください。

⑥ 屋根の塗装を行います 

下地処理・養生が終わりましたら下塗り・中塗り・上塗り作業工程で行います。




⑦ 外壁等の塗装を行います 

下地処理・養生が終わりましたら下塗り・中塗り・上塗り作業工程で行います。下塗りが、外壁塗装において最初の塗装になります。下塗りをすることで、下地と上塗り塗料の接着性を増します。もし下塗りを疎かにすると、塗装が剥がれてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

また、下地、上塗りによって下塗り塗料は異なります。 主にシーラー・プライマー・フィラーの3種類がありますが、塗膜や基材に応じたものを選びましょう。

下塗りが終わりましたら、通常仕上げの塗料を2回塗ります。 1回目が中塗りで、2回目が上塗りです。塗料の調合や塗布量・塗り回数・間隔時間など、塗料メーカーの施工要領書に記載されている通りに塗装を行います。場合によっては、安全を重視する為に危険な箇所は専門業者にお任せください。もし、工程上で分からないことが有りましたら、弊社にご相談ください。




⑧ サッシ廻り等の養生を外します 

養生を外す前に一度、塗装した箇所を見ていただいて、塗り残し・傷等が有れば補修をしてから養生を外して下さい。

⑨ 足場解体 

足場は、危険を伴う特殊作業なので専門業者に頼まないといけません。

⑩ 家廻りのごみ等の清掃を行います。 

養生の細かいごみ等が地面に落ちていたりするので掃除をしてください。

★ 以上が施工工程です。分からないことが有りしたら、気にせずに相談してください。もちろん、相談は無料です。